アナタはなぜチェックリストを使わないのか?【ミスを最大限に減らしベストの決断力を持つ!】

週末に読んでみました。

外科手術と航空業界を例に、効果的なチェックリストやうまくいかないチェックリストについて述べられてる本です。

この本で私が思った、チェックリストをつくるうえで重要な3つのポイントをメモがてら書いておきます。

1.チェックリストを使う一時停止ポイントの設定
2.網羅的にせず効果的な項目だけにする
3.複雑な問題にはコミュニケーションのパワーを利用する

1.チェックリストを使う一時停止ポイントの設定
どのタイミングでチェックリストを使うのか?
このポイントを設定しておくのが大事。
設定しとかないと、チェックリストにならずに、何かのタイミングで注意したほうがいいコトリストになっちゃう。
2.網羅的にせず効果的な項目だけにする
これが個人的には一番目からウロコ。
長すぎるリストは使いにくい。短くてパワフルなリストにするために、あえて網羅的にしない。
どういう項目がチェックリストに入ってるといいかというと、
・うっかり抜けやすい作業など、ミス発生率が高いコト
・ミス発生時に深刻な事態になるようなコト
こういうのはチェックリストに入れとくと効果的
この視点で考えると、使う人のスキルとか立場によってリストの内容ってかなり変わると思います。
例えば私なら、勉強会の持ち物チェックリストに「名刺」を入れるべき(良く忘れる)だし、オープンソースカンファレンスなどで発表するときの持ち物リストなら「ディスプレイアダプタ」をいれたほうがいい。(良く忘れる&忘れるとスライド表示できなくて致命的)
でも、ノートPCはいれなくてもいい。なぜなら、忘れたことがない&忘れそうに無いから。
3.複雑な問題にはコミュニケーションのパワーを利用する
仕事には複雑な部分がいっぱいあるが、そこはチェックリストにするのでなく、コミュニケーションを利用して一人の頭より複数の頭で対応する。
チェックリストには、そのためにコミュニケーションをとれってことを書いておく。
例であげられてたのは、
・メンバーの自己紹介をしたか?(初顔合わせのメンバーで手術に挑むことがおおいので)
・手術前に懸念事項をメンバーで確認したか?
などが書いてありました。

RYUSでも、定期ミーティングで、気になること、ハードルになりそうなことなどを話し合う時間が決めてあるので、定型化しにくい問題を長く放置することが減ったように思います。