二日間にわたり開催されたOSC2009Tokyo/Springが無事終了しました。
今回はWARPのブースにいて、セッションをいくつか聞いてきたんですが、ひさしぶりになんか楽しんだなぁという感じです。
話をさせてもらったのは「WARPパッケージ同梱Webアプリのショートプレゼン」というセッション。WARPのメリットと、WARPにも同梱されているXOOPSの最近の状況についてお話しました。
参加したセッションは下記3つ
- OSS開発者のための英 語学習の進め方
- 【2コマ連続】CMS大集合!
- XOOPS Cube Legacy ディストリビューション「HD」の紹介
■ OSS開発者のための英語学習の進め方
○教材は「わかる」と「わからない」がほどよい教材を選ぶ。
最初に紹介されてた教材選びのポイントが参考になりました。
自分のレベルにあわせて、「わかる」と「わからない」の比率がちょうど良いぐらいの教材を選ぶのが大事ってことでした。わかりすぎてもつまらないし、わからなすぎてもゲンナリしてモチベーションさがるのは確かですので、最初の教材選びでしくじると挫折率は高くなりそうです。
これ、他の勉強でも同じですね。
○読み書きメインでもディクテーション大事
耳で聞いたとおりに書き出すディクテーション。
iKnowのディクテーションやってたときに、なんとなぁく「こういうときは、ingがつくんだなぁ」とか自然と覚えた部分があって、ちょっとやっておいた方がいいんだろうなとは思ってました。
でも、読み書きにはそれほど重要じゃないだろうなんて思ってたんですが、読み書きできるようになるためにも、ディクテーション大事ってのがこのセッションでわかりました。
言い回しを覚えたり、こういうときは次の品詞は何になるかとか、そのあたりを覚えるのに結構使えるって事でした。
聞いて覚えるってことでは、英語のPodcastを聞くというのも効果あるそうです。知らなかったんですが、iKnowのPodcastがあるそうなんで、早速設定してみました。
○日本語ファイル名文字化け問題
会場からの質問で「日本語ファイル名のファイルをアップロード登録したときに、日本語ファイル名が文字化けすることが多いが、何か独自の対策されてますか?」みたいな質問があったのですが、どのCMSも基本的に日本語ファイル名 のファイルをアップロードしない方向で使ってって感じでした。
tadashiさんが、ドキュメント管理につかうということを考えた場合には、日本語ファイル名のファイルアップロードに対応しないというのはあり得ないって言ってましたが、これはその通りだなぁと改めて感じました。
これ、けっこうお客さんからも要望いただく部分なんですよね。
なので、ファイルのアップロード&ダウンロード系のモジュールをつくるときは、
- ファイル名はDBに情報として保存
- 実ファイルは、利用OSで問題発生しないように別名で保存
- ダウンロード時に、httpヘッダでファイル名指定
とかやって、対処すること多いです。ただこれもMac Safariだけうまくいかないんですけどね(^^;
■XOOPS Cube Legacy ディストリビューション「HD」の紹介
gusagiさん、minahitoさんによるセッション。minahitoさんが、XOOPS Cubeの開発よりの話をして、gusagiさんが、HDの紹介という感じでした。
○HD1.0.3での変更点
今後利用する上で注意しておいた方がよいかなぁという点が2つほどありました。
1.セッションをファイルベースへ変更
ときどきWebサーバ2台、DBサーバ1台というような構成で使うことがあるので、ファイルベースセッションだとこういうときに困るかも。HD1.1.0以降では、DBセッションを改良することを考えているようなので、それまでの暫定的な対処っぽいです
2.hd_defaultテーマのみユーザ情報が非表示になる
XOOPSができたときは、ユーザ情報は見せるものというのでOKだったんですが、だんだん個人情報保護の点から、ユーザ情報を見せたくないという要望が増えてきてます。
HD1.0.3では、hd_defaultテーマのときだけ、ユーザ情報が非表示になるようです。
ってことは、他のテーマだとユーザ情報が見られるってことになるので、「 HDだとユーザ情報は非表示なのねぇ」って思いこんでると、他のテーマに切り替えた瞬間に個人情報流出なんてことになりかねないので気をつけてほしいなぁと思います。
株式会社RYUS代表。
2002年にXOOPSがきっかけでオープンソースCMSのカスタマイズをはじめる。(これが 今の仕事 のきっかけですな)
40代でロードバイクに目覚める→「40代からのロードバイク」
現在はNetCommons3の開発に参加
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